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「スラムダンク」の映画化決定!!なぜ「今」なのか?気になる声優、実写化、映画化の内容について分析

1990年代に週刊少年ジャンプに連載され、アニメ化されてから人気沸騰となったスラムダンクは、連載終了から20年以上経った今、突然の映画化発表!

いつ頃公開されるのか、気になるキャスト声優は誰なのか、実写化なのか、映画化される内容・場面はどこなのか、それ以前になぜ「今」発表したのか、など気になる内容を掘り下げながら紹介していこう!

スラムダンクのあらすじを簡潔に紹介

神奈川県立湘北高校に入学した主人公の桜木花道は、中学時代の因縁からバスケが嫌いだったが、赤木晴子との出会いにより一転してバスケ部に入部することに。

花道は晴子が好きで入部したため、バスケはからっきしの初心者。

晴子の兄である赤木剛憲(ゴリ)と1on1(ワンオンワン)で実力の差を見せつけられたものの、その後は花道が一方的にライバル視する流川楓の出現によって花道の隠れたバスケ才能が徐々に開花していく。

その後、過去にインターハイ神奈川県予選ベスト4である陵南高校と練習試合を行い、入院していた宮城リョータ、そして一度はバスケと袂を分かっていた三井寿もひと悶着ありながらも両名ともに復帰した。

こうして湘北高校はかつてないほどのメンバーで戦うこととなり、花道は他校との試合を重ねるごとに、徐々に実力と精神面で成長していくことになる。

なぜ今になって映画化されたのか、その理由とは

多くの方が疑問に思っているのが、映画化のタイミング。

なぜ今なのか、もっと早い段階で映画化できたと思っている方もいたはず。

その理由について考えられることをできるだけ列挙してみた。

再アニメ化された作品の成功例にあやかった!?

スラムダンクと同年代で再アニメ化された事例として「DRAGON QUESTダイの大冒険」がある。

1991年にアニメ化され、2020年に復刻版として再アニメ化(テレビ東京枠)されたのだ。

視聴率的には、(現時点では)アニメ部門で「半妖の夜叉姫」に次ぐほど人気が高い。

復刻アニメにもかかわらず、注目度が高いことから、新たな可能性を引き出そうとスラムダンクの再始動を後押ししたと思われる。

ダイの大冒険を例にとって仮定するなら、放送開始が10月3日なので、2020年の12月中に映画化の決断したことになるだろう。

アニメーション技術の進歩により、原作の有名シーンが再現可能となったから

1990年代と比べると、2010年後半および令和の時代ではかなりアニメーション技術がかなり進歩している。

同じバスケ作品の「黒子のバスケ」を例にとると、青峰大輝がドリブルで敵を抜き去っていくシーンはまるで人をかわすような描写で表現されていたのだ。

スラムダンクだと流川がドリブルで敵を抜き去る感じになると思われるが、表現したい部分が今の時代ではアニメーションとして十分に表現可能だ。

つまり、井上雄彦氏にとって満足できる環境になったからこそ、映画化という形で動いたと思われる。

「Bリーグ(バスケットボールリーグ)」の盛り上げに一役買いたいから

Bリーグは2015年4月1日に発足した。

これはスラムダンクによって巻き起こったバスケフィーバーから10年以上経ってからのことだ。

ここではBリーグの成り立ち等について割愛するが、井上雄彦氏のTwitterの中でBリーグに触れている箇所がある。

彼はBリーグと関わりのある書籍「B'(ビー・ダッシュ)2019-20: B.LEAGUE×井上雄彦」があることから、バスケフィーバーのさらなる復活を求めた可能性は捨てきれない。

参考:Bリーグ公式ホームページ https://www.bleague.jp/

公開時期はいつ?また気になる映画化の場面とはどこ?

スラムダンクのアニメ映画は東映アニメーションで制作されることがわかっている。

公開時期についてだが、一般的にアニメーション映画を製作するにあたり、2年か3年程度は時間を要する。

アニメ版の最終回が翔陽&陵南というドリームチームでの練習試合という内容の原作にはないオリジナルでした。

映画化の内容は原作を忠実に再現するなら、やっぱりインターハイ予選での出来事と考えるのが普通。

映画化の場面としては、インターハイ初戦の相手である大阪府代表校の豊玉高校、そしてメインとなるのが秋田県代表校の山王工業高校戦だ。

しかし、この内容を2時間映画1本で終わらせるにはあまりにも濃密すぎるだろう。

そう考えるとタイトルは、【スラムダンク 激闘インターハイ(仮)】の前編と後編、前編はインターハイまでの湘北高校のバスケ部の練習と主要人物のエピソード及び豊玉戦で、後編は最強の敵である山王戦をひたすら描いたモノと考えればしっくりくる。

新型コロナの感染の度合いによって多少変化するが、公開時期についてはコロナ終息後の2023年か2024年頃だろう。

実写化はあるのか?また声優キャスト陣について予想

残念ながら今のところスラムダンクの実写化の動きは見受けられていないが、スラムダンクの映画化に即座に反応した芸能人がいる。

仮に実写化するなら井上氏の許可が必要で、スラムダンクのアニメ映画化と同様にTwitter上からの告知があるはずだ。

映画化にあたってメインキャラクターの声を演じる声優について特に一新されるようなことがなければ以下の人物となる。

主人公の桜木花道(さくらぎ はなみち)は草尾毅さんで、ヒロインの赤木晴子(あかぎ はるこ)は平松晶子さん。

バスケ部主将で晴子の兄である赤木剛憲(あかぎ たけのり)は梁田清之さんで、花道が一方的にライバル視している流川楓(るかわ かえで)は緑川光さん。

花道たちを脇で支える次期バスケ部主将として名高い宮城リョータは塩屋翼さんで、元不良で安西監督の下でバスケがしたいと公言した三井寿(みつい ひさし)は置鮎龍太郎さん。

小柄だが、湘北バスケ部の次期キャプテンといわれる実力者で、赤木と木暮の引退後のバスケ部主将となった。

あと何と言っても外せないのが安西光義(あんざい みつよし)監督で西村知道さんが演じることになるでしょう。

あくまで、声優が入れ替わりしなければこのキャスト陣となるわけだが、ドラえもんのように声優が一新されると、花道役は「ソードアートオンライン」でキリトを演じた松岡禎丞さんで、晴子役は「けいおん!」で秋山澪を演じた日笠陽子さんなどのような若い声優が担当する可能性は捨てきれない。

まとめ

現時点でスラムダンクの映画化について判明していることを紹介してきた。

井上雄彦氏が少なくともバスケに対して情熱を持っていることがうかがえる。

映画の公開日は井上氏のTwitterやアニメ制作会社からの詳細な情報が公表されていないので不明だが、アニメの制作期間を考えると、公開するにあたり何らかの複合的な事柄が絡むことが予想され、早くても2023年頃になるだろうとされている。

また映画化を決めたタイミングについてだが、上記で紹介した以外にもあると思われ、複合的な要素が絡んで決定したようだ。

今のところスラムダンクの実写映画化は予定されていないが、観客動員数や興行収入次第によっては、実写化もあり得る。

声優のキャストにおいては、スラムダンク声優経験者の続投となるのか、それとも声優陣を一新させ新たなスラムダンク声優を誕生させるのかについては、井上氏の意向が反映されるだろう。

いずれにせよ、いまだにスラムダンクファン(にわか・隠れファンなど含む)が顕在している以上、スラムダンクのアニメ映画はファンの大きな期待を背負っていることに違いはない。

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