Amazonのマネージャーは、離職率ノルマを達成するため「解雇するための人」を雇う【海外の反応】
(元記事要約)
AmazonにはURA(unregretted attrition – 悔いのない減耗)という離職率目標がある。
その目標を守るため、ひいては自分のチームを守るため、マネージャーはときに「解雇するために人員を雇う」ことがある。
なおAmazonの広報担当は「解雇を意図して雇用」することはない、と否定しているが、
少なくともAmazon内の一部に、このような慣行があることは確かとのこと
参照:https://www.businessinsider.com/amazon-managers-performance-reviews-hire-to-fire-internal-turnover-goal-2021-5
ほとんどの企業じゃ、人を入れ替えるのにもコストがかかるから、離職率を下げるのが目標なのに…
アマゾンは、ジャック・ウェルチ(元GEのCEO)流の経営手法を採用してるんじゃないかな。
下位10%を淘汰するんだ。だから管理職はシステムを利用する方法を学んでいる。新人には最悪だね。
↑GEに人が余りまくってた頃は有効な手段だったかもしれないけど…
でも問題はこんなことを何年も続けられないことだ。
毎年毎年、チームを分割し続けることはできないだろう。
この「馬鹿げた話」は事実です。
私はAWSで働いています(入社15ヶ月目です)
Amazonが「効果的でない」とする人たちを解雇するため、離職率ノルマを設けていることは有名な話です。
しかしそれだけではありません。
リストラ対象に選ばれると、辞職して3ヶ月分の退職金をもらうか、30日間の業務改善講習(PIP)を受けるかの選択を迫られます。
PIPで「改善された」とみなされなければ解雇です。
管理職には、部下を改善することにメリットが有りません。
上司に怒られたら基本的に「おしまい」です。
↑「PIP」:は失業に関する裁判を有利に進めるための「ただの文書」だよ。
『PIPで「改善された」とみなされれば、会社に戻ることができる』と思っていたら、その人は笑いものにされる。
決まっていることは一つだけ。終わったということだ。
私はマイクロソフトで働いてるけど、Amazonに関するこれらの話は本当に恐ろしいね…
私はマイクロソフトで素晴らしい仕事ができているよ。技術的には挑戦的な仕事だけど、週末出勤や残業のプレッシャーはない。
マネージャーは私の見方であり、キャリアの成功を心から気にかけてくれていて、チームに長く留めてくれている。
↑マイクロソフトこそ、こういった「リストラ制度」の先駆者だったよ。
でもゲイツが去った時に彼らは変わり、従業員に対するアプローチを和らげた。
当時のマイクロソフトは、だれもが「その部屋で一番賢い人」になるため競争していたから、私はマイクロフトと一緒に働くのが本当に嫌いだった。
こういうのは1990年の遺物だと思ってたんだけどね。そうではなかったようだ。
↑ゲイツの後パルマーの時代にも、まだその風習が残っていたよ。
パルマーが去って以来、マイクロソフトは大幅に改善した。
「スタックランキング制度」を思い出した。
あれでAOLは壊れたよね。
↑「スタックランキング制度」って何?
↑まずスタッフ全員をランク付けします。次に、最もパフォーマンスの低い人を必ず解雇します。
理屈の上では、一番パフォーマンスの低い人でも、会社にとって大きな貢献をするでしょう。
そしてマネージャーが部下をしっかり世話するなら、部下もマネージャーを慕います…理屈の上では
↑職場にするには最悪の場所に見える。
仕事をしている時、仕事について考える時、常に胃痛と恐怖を抱えてないといけない。
「いい仕事をするために会社がサポートしてくれる」と感じるのではなく、解雇されないことが目標になるだろう。
いい結果を生むとは思えない。
↑文字通りの間引きだな…
↑マイクロソフトも採用していたが、2010年代半ばには廃止している
そういえば以前、アマゾンのリクルーターに無理やり面接を受けさせられたことがある。
自分は資格すら満たしてなかったので、彼女を上手く失望させようとした。
屈辱的だ。彼女はただノルマを達成しようとしていただけだと、あとになって気付いたよ。
大企業は混乱している。多くの不正な制度が蔓延しているんだ。
そして最悪なのは、この「離職率10%ノルマ」が実際に機能する可能性があること…
会社だけの話としてみれば、馬鹿げた制度ではない可能性がある。
↑「解雇されるプロ」として応募し、数ヶ月何もせず解雇されるのを待ち、
フォーチューン500社を渡り歩く方法はないだろうか
↑君は天才か?
↑うーん、ようやく人生のプランが決まった気がする。
どこに応募すれば良いんだ?
↑それは「MBA取得」という名前で呼ばれてる職業だね
下位50%くらいの人は10%になる可能性はあるやろし、ストレスでおかしくなるんちゃうか?結局、人事評価で一番重要なのは能力でも実績でもなく上司との人間関係
ジャンプのギャグマンガ家が精神壊れるみたのと似てるな。
マネージャーはときに離職率ノルマ達成のために、
(a) 「解雇するために人員を雇う」
(b)無理難題や過剰労働を強いて鬱誘導も含め離職に追い込む
経営側から一方的に設定された経営指標の達成を強要された際の現場の対応策として、(a)に比べて(b)の方がより非人道的行為に感じる。