日本人からしてみると、「ただの古い家」という印象なのですが、
海外の方からみれば、こういった建物にも”その国らしさ”というのはにじみ出るようです。
日本人は耽美的な衰退を引き出すコツを知ってるね。イタリア人に匹敵すると思う。
一日中スラム街を探索して、いい写真の撮影に成功したのは、日本とイタリアだけ。
↑那覇はスラムではないけど、君はいい視点を持ってる。
たまに沖縄が恋しくなる…。
廃墟と思しき家の周囲に注目!
植木鉢があるね。
誰か住んでるんじゃないの?
↑そうですね。また、建物の側面にある空調機も新しいように見えます。少なくとも、錆びてはいません。
以前私は沖縄に住んでいたことがあるのだけれど、こういう家、結構あったわ。一般的とまではいかないけれど、いくつかあった。
あと、みんな見落としてるだろうけれど、この家はコンクリートでできていて、毎年やってくる台風の季節を乗り越えるために十分な耐久性を兼ね備えているわ。
俺が働いている町には、こういう建物がいっぱいだ。個人的に、通りを隔てたところにある保育園が気に入っている。その保育園は、錆びた金属製の階段を側面に垂らしている。
こういう建物は、住民が死んだ後も長く存続してしまう可能性があるのだ。誰も所有権を主張しないので、ますます荒廃するし。
人が住んでいないのであれば、汚す者はいないはずなのに、居住者がいないことをいいことにゴミを投げ入れる者がおり、汚れていく。
非常に興味深いね。
↑島の文化ってそういう感じだよね。
私は、昔ハワイに住んでたから、すごくわかる。
何でも廃れるのが早いのよね…。
↑そうなる原因として考えられる要素はいくつかあるけど、本質的にはわからないな。
僕は内陸国でしか生活したことがないから。
これ日本の建物?貧困な街があるようには思えないが…。
↑貧民街かな?
でも周りの家は新しくて綺麗だね
↑このような建物は、大都市以外、特に地方だとあちこちで見かけますよ。
おそらくこの建物は高齢者が住んでいると思います。戦後の日本は経済的にひっ迫していて、家族全員で使えそうなものを集めて回り、自分の家を建てました。
60年代から70年代にかけて経済が上向きになると、ほとんどの人々は最終的にこの種の住居を取り壊し、新居を構えましたが、一部の人はそうしなかったので、古い建物がぽつんと佇んでいるようなシーンを見ることができるのです。
沖縄だと知らずにこの写真を見たが、ラテンアメリカの国のどこかだと思った。そしたら、違った。
日本の茨城にも、こういう風変わりな田舎の侘しさを煮詰めたような建物がある。
法律では、建物を放置して腐敗させるよりも、取り壊す方が断然費用がかかる。
そういう事情のせいで、こういう建物が残っているんだろうな。
見たところ、十分居心地が良いとおもう。僕は住めるよ。
こういう家が倒壊せずに修復される可能性ってあるの?
自然に崩れるのを待つだけなのかな?
↑とても崩れそうには見えません。
かといってこういう古い家を増築するのは、もはや職人芸の域だ。
住んでもいいけど、この家を砂漠に置きたい。
荒野のほうが似合いそうだ。
参照:https://www.reddit.com/r/UrbanHell/comments/nq8yta/one_of_the_many_buildings_falling_apart_in/