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『ゾンビランドサガ リベンジ』は春アニメ覇権?MAPPA10周年の「大」注目作(2021年春アニメ)

2021年の春アニメの覇権と噂の『ゾンビランドサガ リベンジ』を紹介します。MAPPA10周年にリリースされる作品ということもあり、今季注目の作品です。

本作は「アイドル×ゾンビ×佐賀県」のオリジナルアニメ。1期の「佐賀県でゾンビがアイドルを始める」という衝撃的なスタートから、クオリティの高さが理解されると一気に人気に。2期が待ち望まれていた作品です。

春は原作人気のアニメが多くラインナップされていますが、このオリジナルアニメは絶対観るべき一本。『ゾンビランドサガ リベンジ』を全力で推す魅力を紹介します。

『ゾンビランドサガ リベンジ』は「アイドル×ゾンビ×佐賀県」のMAPPAオリジナルアニメ

『ゾンビランドサガ リベンジ』は、2018年に放送された『ゾンビランドサガ』の2期目。若くして死んでしまった少女たち7人がゾンビとして生き返り、アイドルグループ「フランシュシュ」として活躍するストーリーです。

1期では、少女達がグループを結成し、グループが団結するまでを描いていましたが、2期ではさらに大きく羽ばたくことが期待されています。

本作の注目点は何と言っても設定の独自性!

ゾンビ少女が、佐賀県で、アイドルを目指す。
ゾンビとアイドルを掛け合わせただけでも意外性がありますが、舞台を佐賀県にすることで内容は予測不可能に。放送当初から大きな話題を呼びました。

そして、本作は設定の意外性だけでなく、クオリティの高さも話題になった作品。設定負けしない面白さで2期を実現した実力作なのです。

『ゾンビランドサガ リベンジ』の見どころ

『ゾンビランドサガ リベンジ』の見どころキーワードは3つ。

  1. 熱量
  2. 作画
  3. 予測不能

熱量があり、作画がハイクオリティな作品は多くありますが、そこに予測不能な要素を加えることで、視聴者を釘付けに。1期の「次はどうなるんだ?」とドキドキしてしまう展開が2期も期待できます。

そして、公式サイトのINTRODUCTIONに記された

「オリジナルTVアニメ「ゾンビランドサガ リベンジ」――――
最終回が終わる頃、佐賀県という言葉は、新しい意味を持つだろう。」

引用:『ゾンビランドサガ リベンジ』公式サイト

の言葉。

始まる前から予測不能な『ゾンビランドサガ リベンジ』の見どころを紹介します。

死んでも全力で生きる!アイドルにかける「熱量」

「死んでも夢をかなえたい!」

出典:『ゾンビランドサガ』オープニング主題歌「徒花ネクロマンシー」

衝撃的なセリフから始まった1期のオープニング。本作の大切なことはこのフレーズがすべて語っています。

アイドルグループ「フランシュシュ」のメンバーたちは、それぞれ志半ばで死んでしまった少女たち。生まれた場所も時代も違う7人ですが、再び得た生を精一杯駆け抜けます。

一度終わりを迎えた彼女たちだからこそ、人生の大切さを人一倍知っています。迷いながらも「やるしかない!」と一所懸命な彼女たちの背中には圧倒的な「熱量」を感じます。

MAPPAが描くハイクオリティな「作画」

「安心のMAPPA」

このフレーズのとおり、1期は全話通してハイクオリティな作画で描かれました。MAPPAは作画崩れがほぼ無いため、2期でも安心のMAPPAクオリティで視聴できると思われます。

アイドルアニメはやはりライブシーンが見どころ。動きの細かさやカメラワーク、演出まで、こだわりの描写で視聴者を虜にします。

MAPPAは映像化が難しいと言われてきた『呪術廻戦』や『ドロヘドロ』も手掛けてきたスタジオ。アクションアニメで培ったノウハウを活かし、臨場感のある「作画」を実現しています。

エモーショナルで「予測不能」なライブパフォーマンス

「フランシュシュ」のライブは圧倒的にエモーショナル!不器用だけど真っすぐで心に刺さり、何かグッとくるものがあります。

これはひとえにメンバーたちの熱量によるもの。一瞬一瞬を全力で生きる彼女たちの全力のパフォーマンスだからこそ心に刺さるのです。
彼女たちのライブパフォーマンスはただ熱いだけではありません。1回1回が「予測不能」で、何が起こるか分からないのです。

なぜなら彼女たちはゾンビ。良くも悪くも可能性の塊で、ときにはプラスに働き、ときにはマイナスに働くこともあります。

しかし、彼女たちはそれらすべてを乗り越えて前に進みます。山あり谷ありのアイドル活動。その背中を「頑張って!」と応援したくなってしまうのです。

『ゾンビランドサガ』はなぜ「佐賀県」なのか

佐賀県地図(広域)
出典:佐賀県

さて、すべての方が疑問を持つと思いますが、『ゾンビランドサガ』はなぜ佐賀県が舞台なのでしょう?

その答えは意外とシンプルで、共同制作者の一人、Cygames社長の渡邊耕一が佐賀県出身であることに起因しています。

元々は「ゾンビ×アイドル」アニメの予定だったという本作。そこになぜ佐賀県がコラボしたのか、なぜ佐賀県が全面協力的なのかを紹介します。

佐賀県は「Cygames」社長・渡邊耕一氏の出身地

作中にはご当地スポットも
出典:『ゾンビランドサガ』公式サイト

『ゾンビランドサガ』の原作「広報広聴課ゾンビ係」は、MAPPA・Cygames・エイベックスピクチャーズによる共同プロジェクト名。本作は元々MAPPAとCygamesが共同で話を進めていた作品だったそうです。

「アイドル×ゾンビ」でプロジェクトを進めるも行き詰っていたとき、佐賀県出身のCygames社長・渡邊耕一氏のもとに佐賀県からアニメ作成の依頼があり、「アイドル×ゾンビ×佐賀県」で再編したのだとか。

つまり、『ゾンビランドサガ』が生まれたきっかけは佐賀県!作中で佐賀を全面プッシュしているのも腑に落ちますね。

出典:【連載】TVアニメ『ゾンビランドサガ』スタッフ陣が明かすプロジェクトの全貌【SAGA:02】/ animate Times

佐賀県も全面協力!ご当地コラボも

もともと佐賀県のPRアニメ制作依頼から始まったこともあり、『ゾンビランドサガ』には佐賀県も全面協力。作中の舞台だけでなく、ご当地コラボやリアルイベントなども多く開催されています。

最近だと、2020秋~2021冬に、佐賀県を巡るデジタルスタンプラリーを開催。スタンプを集めると佐賀県の特産品やコラボグッズがもらえるということで大いに賑わいました。

https://twitter.com/zombie_dstamp/status/1319454745451360257

また、2019年7月には「佐賀県凱旋LIVE」も開催。作中で登場した佐賀県・唐津市「ふるさと会館あるぴの」で、アニメさながらのパフォーマンスが披露されました。
ちなみに、ライブには佐賀県出身芸人の江頭2:50さんも登場し、2期作成決定の告知をするというサプライズすぎる一幕も。

佐賀県のアニメを作り、佐賀県へ還元する。『ゾンビランドサガ』ほど、アニメ作品としても、PRアニメとしても大成功した作品はそう無いと思います。

2期『ゾンビランドサガ リベンジ』に合わせて、コラボイベントが開催されると思われますので、佐賀県の情報には目を光らせておきましょう!

2021の春は『ゾンビランドサガ リベンジ』と『佐賀県』から目が離せない!

「アイドル×ゾンビ×佐賀県」という意外性から始まった『ゾンビランドサガ』。

今では佐賀県に還元しながらアニメとしても大成功するという、故郷に錦を飾る作品に成長しました。

これは、制作の作品愛と佐賀県愛があったからこそ実現できたこと。本作からも佐賀県へのリスペクトを感じることができるはずです。

この春イチ押しの『ゾンビランドサガ リベンジ』!

最終回を見た後、「佐賀県」という言葉がどんな意味を持つようになるか、一緒に見届けましょう!

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