ポップカルチャー

鬼滅の刃最終巻(23巻)、各書店で行列ができる事態に!新聞には1面広告も

劇場版で大賑わいな「鬼滅の刃」。
本日原作コミックの最終巻が発売となりました。

「鬼滅の刃」の人気はアニメ化から、という声もある意味正しくはあるのですが、やはり原作コミックが面白くなければ、このヒットはあり得なかったと思います。

この最終巻を買いに、多くの人が書店へ詰めかけているようです!

近年なかなか見ない「書店に行列ができる」光景

「詰めかけている」という表現で、どのぐらいの規模を想像しましたか?
言っても本屋なので、レジの前にちょっと列ができているぐらいではないか、と思いましたか?

なんとこの気温も低い中、本屋の外に長い行列ができるという異常事態が置きました!

https://twitter.com/PasarHope/status/1334664308400132098?s=20

「平日」であり、書店が開く「早朝」にこのような行列が「本屋」に出来る。
これまでなかなか見なかった光景です!

通販や電子書籍により、本屋は「斜陽産業」だといわれたことがありましたが、この光景をみるとまだまだ生き残るすべがあるのではないか、と思わせられます。

新聞に1面広告も掲載!手に入れるためコンビニ等をはしごする人も

そして鬼滅の刃最終巻のために、出版社は思い切った広告を打っています。
新聞への1面広告です。

本日(4日)の各新聞長官へ、各紙4面に渡って掲載されています。

読売新聞:竈門炭治郎・栗花落カナヲ・悲鳴嶼行冥
朝日新聞:我妻善逸・竈門禰豆子・時透無一郎
毎日新聞:冨岡義勇・胡蝶しのぶ・宇髄天元
産経新聞:嘴平伊之助・不死川玄弥・不死川実弥
日本経済新聞:煉獄杏寿郎・甘露寺蜜璃・伊黒小芭内

手に入れるため、コンビニやキオスクをはしごした人も多くいらっしゃるようです。

https://twitter.com/Sakana4645/status/1334622038506360835?s=20
https://twitter.com/Ruby_1127/status/1334646911484088320?s=20

ちなみにですが、新聞を手に入れたい場合、各配送所等でも、普通にお金を払って手に入れることができます。バイクがたくさん停まってるあそこです。

ただし日経新聞は、多くの場合朝日新聞や読売新聞等の配送所が、追加で配送している場合が多いので、余りがあるかどうか電話で聞いてみたほうが良いかもしれません。

また、単に画像だけ見たい方は、広告をまとめた特設サイトが11時にオープンしました。こちらからご覧いただけます。

https://www.shonenjump.com/j/sp_kimetsu_np/

初版は395万部 累計1億2千万部を突破

なお、鬼滅の刃23巻は395万部が発行されました。
凄まじい数字ではありますが、ONE PIECEのもつ初版発行部数が405万部であるため、日本一にはなっていません。

これに対し「ワンピースに対する忖度では?」「品薄にしてあとから重版をニュースにする販売手法などでは?」といった意見も囁かれましたが、これは若干穿ち過ぎな気もします。

そもそもワンピースのもつ初版405万部の記録は「2012年の記録です。
当時は電子書籍もそこまで流通しておらず、基本的に「漫画を読む」といえば書店にいって本を買って読むことが主流でした。

これは勝手な推測ですが、単純に印刷できるキャパシティ・書店が受け入れられる部数、確実に販売できる数字等を元に、今回の395万部は決められたのではないかと思います。
(単に売りたいだけならば、普通に「初版発行部数記録更新!」としてニュースにしたほうがよほどいいです)

ちなみにですが、2012年は日本全国で14,696 店の本屋がありました。
それが2019年には1万1446店まで下がっています。3250店も差があるのです。
むしろその状態で395万部も初版を刷り上げる「鬼滅の刃」は、記録は及ばないまでも相当な「メガコンテンツ」ということが出来るはずです。

電子書籍が流行る中でも、こうやって実物がほしい人を多く集めることが出来たわけですから、本屋さんがここに生き残りの活路を見出し、うまく復調してくれないか、と願うばかりです。

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