日本が、ゴミを燃やすことで生じる灰を利用して埋め立てを行うことで、2012年までに250平方キロメートル以上の土地を新たに作り出しました。このニュースを知った海外の人々の反応をまとめました。
人口の多い東京ですが、東京23区最後の埋立地と言われる場所は海上に存在します。
それが江東区の東京湾にある、新海面処分場です。東京23区内の家庭から出た可燃ゴミは各清掃工場で燃やされ、不燃ゴミや粗大ゴミは各処理施設で破砕処理などが行われますが、その処理後の残渣（ざんさ）が、最終的に新海面処分場に埋め立てられるのです。
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この新海面処分場は当初は寿命が30年程度だと言われていました。
しかし、リサイクル技術の向上などで、今ではおよそ50年以上だと言われています。また、埋め立てが限界となった後には、ビル街や観光地として整備される計画があるようです。
海上にゴミの埋立地があることで、海水の汚染が心配になってしまいますが、汚れてしまった水（浸出水）は海に流さず、人工池である集水池に集めてから、調整池で水量や水質を調整された上で、排水処理場で処理されています。
ゴミが溢れてしまわないよう、環境に影響を与えないよう、様々な技術が使われているのです。
日本のゴミ出しシステムって複雑なんだって。可燃、不燃、アルミ、ガラス、リサイクルできる紙類、そして衣服。私の街はすごくシンプルな分別の仕方だから、これを知った時は驚いたなあ。正しくゴミ出ししないと、回収されないときもあるんだってね。
私が住んでる地域では、古い埋め立て地に素敵な家が建ったのよ。でも地面がそれほど安定してないから、雨が降った後で汚くなるときがあるんだ。
エリス島とリバティ島が段々大きくなっていってるのも、こんな感じで埋め立てをしてるからなんじゃないかな。正確なことは分んないけど。
シカゴのダウンタウンでは、ほとんどの建物が埋め立てられたゴミの上に建ってるんだよね。街の設計が無茶苦茶なんだ。高層ビルが何軒も建ってることを考えると、ありえない話だよ。
ニューヨークにはイギリスの都市で生まれた瓦礫でできているエリアがあるんだ。戦時中、爆撃された建物からの瓦礫を使って、貨物を安定して運んだんだって。その瓦礫をアメリカで捨てたからそうなったらしいよ。
このニュースに関する報告を昔読んだことがあるな。ノルウェーだかスウェーデンだかがゴミを使って埋立地を作ったってね。環境災害を引き起こすんじゃないかって心配されてたけど、大丈夫だったみたいよ。
何年も前にこのニュースを知ったよ。今でも同じことをやってるんじゃないのかな。これが世界的なプラスチック問題の解決策になればいいんだけどね。素晴らしい取り組みだと思う。
ニューヨークではどこの街でも埋立地がいっぱいになってるから、他の州にゴミを移送してるんだけどお金がかかる。4億ドル以上だって。
デンマークではゴミの一部を燃やして、その熱をラジエーターとかの都市用温水や発電に利用してるよ。廃棄物はすごく効率的に処理されてるんだ。
埋立地って、地震が起きたときに液状化するのが課題だよね。
アジアの他の国でもこういう取り組みをしてるところはあると思う。香港の沿岸都市なんてそうじゃないかな。
東京湾の衛星画像を見ると、この埋立地にされた島々がはっきりと分かるね。
私たちの街では、ゴミを燃やしたときに出てくる灰は必ず有毒。プラスチックや化学物質が含まれるからね。だからこれでは埋立地は作れないんだ。日本はきれいな灰だからできるんでしょう。素晴らしいアイデアだね。
ゴミの分別が丁寧にされてる日本だからこそできる取り組みだろうね。隣人からゴミの出し方を注意されることがあるっていうんだから。
ニューヨークでも似たようなことをしてるみたいだね。でも重金属とかが含まれてるから、土壌が汚染されちゃってるんだよね。
日本の廃棄物管理システムは精密にできてるみたいだから、使われてるのはきれいな灰なんだろうね。プラスチックや瓶はリサイクルされてるみたいだし。
灰が建築物を作るときに使われる土と同じ強度を持ってるのかを知りたいな。もし強度が弱ければ、次の世代にとっての負担になってしまうからね。
てことはここには以前、土地がなかったってことか。海に浮かんでるってこと？どういう状況なんだろう。
ルイジアナ州の海岸で起きている浸食の問題があるけど、そういうことにはならないのかな。この埋立てのやり方が悪い影響を及ぼさなければいいんだけど。
日本みたいに土地が限られてる国にとってはとても有効な方策だと思うけど、アメリカやロシアのような大国は空いてる土地がたくさんあるから、こういうことをしなくても問題ないんだよね。
プラスチックなんて一緒に燃やしてるに決まってんだろ。重要なのは温度と排ガス処理なんだよ。